「このメイクの型で誰でも綺麗になれるよ!」
……もし私が、それだけを伝えるためのレッスンをしているなら
たぶん雑誌やYouTubeに載っている情報を正しくトレースすれば充分です(笑)
もちろん基本的な知識や技術がなければ
どうやったって綺麗に仕上がることは難しくなってくるのですがそれだけじゃないのがメイクです。
私が大切にしているのは
なぜそのメイクをするのか?
その根本から一緒に見つめ直すこと。
実は「美しい」の概念って人によって全然違います。
だからこそ、まずは大事にしたい美しさを言葉にし、
”なりたい自分”と”似合うメイク”をすり合わせていくことから始めます。
そんなほめられメイクレッスンを行なっている私が感じる
『何故ネットや雑誌ではメイクが上達しないのか』の本質をまとめてみます。
雑誌・YouTube・Instagramを真似してもメイクが上手くならない理由
メイクの情報は溢れてるのに
「真似しても何故かしっくりこない」
「同じものを買ったのに綺麗に仕上がらない」
「動画で見るように使いこなせない」
こう感じる方はとても多いです。
これね
センスがないわけでも技術がないわけでもありません!!
そもそもの情報の受け取り方とあなたの顔立ちや肌色が噛み合っていないだけ。
ここを理解しないままSNSを追いかけても残念ながら努力は報われません。

1、自分の顔にあったやり方ではない
メイクは「顔の立体・骨格・パーツバランス・色彩・質感」で成立します。
どんなに丁寧な解説でもモデルさんやインフルエンサーとの顔は違うし、
例え●●ベース、とか○○タイプとかで解説されていたとしても
そのままでの再現は難しい。
2、画面越しではでは「角度・力加減・量」が伝わらない
プロが一番大事にしているのはこの3つ。
動画では見えない部分なので真似をしても上手くいかないズレが起こりやすいポイント。
3、コスメの相性が肌質と手持ちのコスメとあっていない
紹介されてるアイテムが自分の肌状態・年齢・季節・手持ちのアイテムと合っているとは限りません。
例えば、
ご自身では乾燥していない認識でとにかく崩れ防止を求めたアイテム。
でも実際は乾燥からくる過剰な皮脂分泌で起こった崩れだった場合求める必要アイテムは保湿です。
また別の例、、
紹介されていたのが綺麗に仕上がると評判のファンデーションとしましょう。
ご自身の元々持っていたパウダーと下地と組み合わせてみたところ、
紹介されていたような仕上がりになりませんでした。
どれもが全てSNSでのおすすめなのに。これって組み合わせかたで良さを相殺してる場合が多くあります。
4、道具の使い方を正しく学べていない
ブラシの使い方(寝かせるのか、立てるのか)動かし方、スピード、方向。
スポンジの持ち方、力加減、叩く量や回数の見極め。
道具の扱い方がずれているとどれだけ良いコスメを使っても結果は出ません。
5、情報が多すぎて迷いが増える
あれも良い。これも良い!
私も目移りします。笑
でもね、結果的に「で、私には何が似合うの?」と選べなくなってしまいます。
6、一般論を自分に当てはめてしまう
メイクはあなたの個性に合わせて変えるものです。
さらに言うと、あなたが今、何にときめいていて惹かれているのかでメイクは変えていくものなのです。
ネットの情報はあくまでも平均値。
個人の最適にはなりません。
7、客観視ができない
自分の顔って見慣れているからこそ一番分かりにくいです。
さらに主観が入りすぎるので過剰にそれをみていることもあります。
直した方がいい部分も、良さとして伸ばすべき部分も、自分では判断できません
8、アイメイクだけ、眉だけの「部分だけ」では全体が繋がらない
アイシャドウだけ、眉だけ、真似てもメイクはバランスです。
全体の調和・バランスが取れていないと
ただの「まゆだけは綺麗」な状態でなんだか垢抜けない感じからは抜けられません。
9、診断に頼りすぎても上手くいかない
ネットでの自己診断は客観的に見れていなければ意味がありません。
そもそも間違った分類で考えている可能性もある場合があります。
10、顔は複合的なのにタイプで決めつけてしまう
○○タイプだから…と型を過剰に気にしすぎないこと!
実際はパーツの位置・大きさ・バランスの組み合わせで印象は決まりますし
カラーも知識として知っていた方が良いのですが色もバランスなのです。
1つだけで判断できないパーツバランスと色の掛け合わせは
組み合わせ方も魅せ方も無限です。
11、診断は『傾向』であって『ルール』ではない
タイプ名に縛られると似合うメイクの幅・選択肢が狭まります。
何より何が似合うのかだけに縛られやすくなりメイクがワンパターン化。
似合うのも大事。でもそればかりに縛られない好きなものがもっと大事。
似合うだけを求めるとメイクの楽しさは薄れます。
そのバランスをとること。

本当に必要なのは似合うとなりたいをどうすり合わせていくかを知ること
診断はゴールではなくスタート。
魅力を客観的に把握して方向性を定めていけばOK
あとは無意識の自分のメイクの癖を修正する。自己流から変えることです。
自分の好みを知り、自分を客観的に理解し、情報は知っていても使いこなす乗りこなす。
あなたの顔と好き・憧れを、外見と心を、チューニングしていく。
自分自身の骨格・肌質・パーツの特徴を理解してメイク迷子からの脱出ですね。
メイクレッスンでは美容についてのハテナ?は全部持ってきいただいてOK。
メイクの悩み、肌の悩み、自信を持てたら…
どんな小さなことでも大歓迎です。
あなたが「可愛い」「好き」「素敵」と思える自分にちゃんと近づけるように
丁寧に楽しく実用的にサポートします。
迷い続ける時間を
『自分史上1番素敵な私になる』メイクに変えてみませんか?


